欧州サッカー
「カッサーノ?レアル?・・・バカだな(笑)」
このニュースを聞いた時に、頭にはこれしか浮かびませんでした。
ラウルが怪我しているのでその穴埋めと言うことなのかもしれませんが、わざわざ半年後にフリーになる選手に、7億円も払うあたりは相変わらずのおバカぶりを見せてくれてます。
レアルのモラルの低下をさらに促進するような、この選手獲得劇・・・、真意は何なのでしょうか。
愛弟子カッサーノを確保し、来シーズンのカペッロ招聘を優位に進めようということなんでしょうかね。でもカペッロなら、あと3・4人のお気に入りの選手を取らないと、うんとは言わないでしょう。
さてどうなることやら。
もう一つのビッグニュースはマニシェのチェルシー入りでしょう。
マニシェの加入はエッシェン・ランパードの控えとして、これ以上なく、モウリーニョは相変わらずの子憎たらしさを見せてます。
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かなり遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年はもう少しこまめな更新を心がけたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
世界クラブ選手権
リバプール、はまっちゃいましたね〜〜。
サンパウロが勝つならああいう展開しかないなと思ってましたが、見事にその通りになってしまいました。
リバプール側は審判にクレームをつけてましたが、3度の幻のゴールはどれもしっかりオフサイドでしたし、ん?と思ったジャッジはジェラードを倒したルガノにレッドではなくイエローが出たところぐらいでした。それもミスジャッジと騒ぎ立てるほどでもなかったと思います。
むしろベニテスの采配に?がつくことが多かったですね。
まず先発メンバーですが、普段は2トップが基本なのにこの日は1トップで、左サイドで主に使われているルイス・ガルシアがトップ下。
そして3rdチョイスとも言えるキューウェルを左で使い、準決勝で2アシストしたリーセがサイドバックでも使われずベンチ。
コンディションを考えての決断だったのかもしれませんが、先のことを考えてかなり余裕を持ったスタメンだったのではないでしょうか。
まあ、ここまではまだ分からんでもないですが、0−1でリードされているのに全くカードを切らなかった点は特に?でしたね。左サイドでブレーキになっていたキューウェルを最後まで引っ張るよりは、早めにリーセを出すべきだったかなあと思います。
そしてリバプール全体にCLの時のような気合いを感じなかったですね。やはりあの熱い熱いコップに背中を押されてないとパワーが出ないのでしょうか。
0−1という微妙なスコアのせいか、開き直った攻撃もなかなか見られなかったですし、また何が何でも勝つという雰囲気が見られなかったですね。
監督や攻撃のキーマンがスペイン人もしくはスペインサッカー育ちが多いせいか、どうしても綺麗に決めてやろうというイメージが強すぎたのではないかという気がします。
スペインがなかなか国際舞台で結果を出せない要因をここでも垣間見た気がします。
最後にテレビ中継について。日テレだということで覚悟はしていましたが、予想以上に中継も実況も、そして宣伝やショーアップもひどかったです。なにあの中途半端な盛り上げ方、やるんなら徹底的に演出すればいいのに、非常におっさんくさい演出でみていてはずかしくなるぐらいでした。そういえばこの間のバレーボールもフジテレビの演出をよりしょぼくコピーしたような演出でしたね。
もう日テレはスポーツ中継は巨人戦だけやってればいいんじゃないでしょうか。どうせ見るのは趣味の悪いおっさんだけなんだし、ちょうどいいんじゃないですかねw
大雪
洒落になりません・・・。
社会人になったことをこういう時に後悔します。学生だったら普通に天気回復するまで家にひきこもるんですが・・・。
職場が山だっていうのがより凹むところです・・・。
ここのところ通勤してふと周りを見ると、えらい所で働いてるなあと感じます。スキー場やダムに勤めたつもりはなかったんですが・・・w
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*ワールドカップ
抽選が終わり、組み分けが決まりました。
グループA ドイツ・コスタリカ・ポーランド・エクアドル
なんか見えない力が動いた感じですねえ。かなりレベルに問題がありそうなグループ・・・。これでドイツが抜けられないと笑うけど。
グループB イングランド・パラグアイ・トリニダード・トバゴ・スウェーデン
エリクソンは母国との対戦となりましたが、順当に行けばイングランド・スウェーデンでしょう。パラグアイはエースサンタクルスのケガが不安要素です。トリニダード・トバゴは3チームの草刈り場になりそう・・・。
グループC アルゼンチン・コートジボアール・セルビア・モンテネグロ・オランダ
8グループ中1番きついグループでしょう。それにしてもアルゼンチンはまたくじ運悪いなあ、っていうかFIFAへの影響力が低いと言った方が良いのかな。ただアルゼンチン・オランダの対戦は最終戦なので、案外初めの2試合で決着がついて、消化試合になるかもしれませんが・・・。
グループD メキシコ・イラン・アンゴラ・ポルトガル
ポルトガルもくじ運に恵まれましたね。さすがにここでは役者が違うでしょう。2位はメキシコとイランの争いかな。ただ日程的にはメキシコ有利ですが・・。
グループE イタリア・ガーナ・アメリカ・チェコ
ここもかなり厳しいグループですねえ。実力的にはイタリア・チェコが上でしょうが、アメリカ・ガーナ共に曲者ですから、一波乱二波乱ありそうです。特にアメリカには期待してたので、もう少し良いグループに入って欲しかったなあ。
ただ首位突破はもちろんイタリアですけどねw
グループF ブラジル・クロアチア・オーストラリア・日本
前評判ではブラジルダントツですが、サイドとDFの強いクロアチアとの相性は消して良くないはず。余裕綽々の突破とはいかないのではないでしょうか。
オーストラリアも監督の力を含め、旋風を起こす魅力は十分。
日本はノーチャンスかな、クロアチアもオーストラリアも守備堅いし、点取れないんじゃないかな。
グループG フランス・スイス・トーゴ・韓国
さすがにフランスは抜けるでしょう、予選で苦戦を強いられたスイスも、本大会での経験の差で何とかなるでしょうし。
トーゴはエースアデバヨールへの依存度が高すぎで、本大会を勝ちきるまでは厳しいかな。韓国は前回のように審判が味方についてくれないでしょうし、しかも監督がアドフォカートじゃ無理でしょうね。
グループH スペイン・ウクライナ・チュニジア・サウジアラビア
これはスペイン・ウクライナで決まりでしょう。レベルにかなりの差があるし、波乱はないんじゃないかなあ。
レアル完全崩壊?
ここのところあまり食指の動くニュースがあまり無く更新が滞っていたのですが、やはりこのネタには触れないわけにはいかないでしょうね。
ルシェンブルゴをとうとう解任し、これで2003年デルボスケ解任から、2年半の間に4人目の解任、ダメチームの典型のような状態です。
さてレアルがここまで崩壊していった理由は何なのでしょうか。
一般には2003年のデルボスケ・イエロの放逐、マケレレ放出からレアル崩壊が始まったというのが主流でしょうが、私はその1シーズン前ロナウド獲得から、崩壊が始まったと言う風に考えています。
レアルはロナウド・パラドックスとでも言いましょうか、悪連鎖にはまってしまったと考えられるのではないでしょうか。
ロナウドは世界一の決定力を誇るFWであることは疑いないと思います。ただしそれはあくまで決定力に限った話で、現在のFWに求められる総合力になると、落第点と言ってもいいでしょう。
つまりチームとしてサッカーの質を向上させようとしても、ロナウドのは守備は当然のこと、攻撃もチームとしての動きをすることはないので、多くの時間を10人でサッカーをやっている状態になるわけです。これではサッカーの質は向上するわけはありません。
しかし彼にはたぐいまれな決定力があり、一瞬だけの輝きで一人で点をとってしまうので、攻撃におけるロナウドへの依存度は増していきます。
となると、10人の働き蜂がロナウドを支えるという図式が、一番ロナウドを生かすという点から言えばベストなのですが、スターを集めて華麗なサッカーを展開するというレアルのチームポリシーとは正反対のサッカーになってしまいます。しかもロナウドは1シーズンフルに働くことはほぼありません。
つまり、完全にロナウドに頼り切るサッカーは出来ないし、かといって華麗なサッカーをするためにはロナウドの存在ははっきりいって邪魔になるわけです。
といったロナウド・パラドックスにはまった上に、主力選手たちの高齢化(というより私はレアルのフィジカルトレーニングに問題があるんだと思いますが)により、選手のフィットネスレベルの低下、チームのモラルの低下が相まって、現在の惨状にはまってしまったといえると思います。
と、ここでレアル再生を目指すのであれば、まずロナウドを切るのは当然で、その上でどういうサッカーを目指すのかを明確にする必要があるでしょう。
歴史的なことを考えれば、レアルはバルサのようなサッカーを目指すと言うよりは、もっと試合巧者的なサッカー、チェルシーほどではないにせよ、を目指した方が良いんじゃないでしょうか。
ベビーフェイスはバルサに任せて、憎らしいぐらい強いサッカーを指向した方が、再生は早そうだと思うのですがどうでしょうか。
まあ、このままぼろぼろのレアルが続く方が私はいいんですけどね(笑)