ドラフト改革

ドラフト改革ということで、今回は自由指名枠の1枠削減と高校生と大学・社会人の分離が大きな変更だったんですけど、なにこれ?むしろ金持ってる球団に有利になってるだけでしょ。とりあえず世間の雰囲気に乗っかって、変えたというポーズだけ見せようとしたっていう印象です。
やっぱり12球団の代表が集まって話し合ってるだけでは変わらないですよ、その上に立つ組織がないと。
オーナーの中にはとりあえず1歩前進と言ってる人もいたようですが、これではむしろ2歩ぐらい後退したといえるでしょう。
こんな小手先の変更よりも、契約金・年俸の上限を完全に確定するなり、上限を取っ払うなりして、しっかり金額を明示することの方が大事でしょ。元々選手のためであったはずの逆指名制度が、いつのまにかマネーゲームになってしまったのも金額の不透明さにその原因があったはずです。その巨悪の温床を残して、改革と言われてもね……。
あと、この変更(あえて改革とは言いません)の向こうに何があるのかが見えないんですよね。自由競争かウェーバー制か、どちらに進んでいくのかがさっぱり分かりません。ビジネスライクに行くのか、人情路線で行くのか、もうどっちかにしっかり確定しないと、お客さんは去っていくだけだと思いますけどね。