アジアカップ準決勝

諸事情がありまして、この試合はちゃんと見ることが出来ませんでした。ですので、ニュースなどで仕入れた情報でのみで書くことになるので、話半分ぐらいで聞いてやってください。
え〜っと、審判がかなり駄目だったらしいですね。2年前のワールドカップを思わせるような、審判だったようです。これまで日本代表は会場の雰囲気などは完全にアウェーでしたけど、少なくとも審判はそれほど偏っていない状況で試合することができました。ただこの試合はそれさえもアウェーだったようです。
まあそれでも、10人になりながら勝つことが出来たのは大きな収穫だったといえるでしょう。ケガが噂されていた玉田の起用がばっちり当たったと言うところでしょうか。ジーコがそこまで考えていたか、かなり怪しい気はしますが(笑)
土壇場になると、全く動けなくなるトルシエよりは、修羅場を山のようにくぐっているジーコの方が、こういう状況においては一枚も二枚も上手のようですね。
そして決勝は中国と、今までよりも遙かにアウェーの雰囲気が増すでしょう。そうした雰囲気の中で試合が出来る経験は非常に有益な物であると思うので、決勝に勝ち進んだことは大きな収穫だったと思います。

ただ準決勝を前に少し嫌なニュースがあったようです。日本サッカー協会が発行したパンフレットに中国の地図が色分けされているが、台湾が同じ色付けされていないのはどういう事だと、中国人記者がジーコに詰め寄ったそうです。台湾問題は非常にデリケートな問題なので、こういうことが起こるのは考えられることではあるんですけど、ただ抗議するのであれば、あくまで日本サッカー協会に書面なりなんなりで抗議すべきで、会見場で監督に詰め寄るのはマナー違反、というよりジャーナリストとしての資質が問われる問題だと思います。特に日本の監督はブラジル人であるジーコ。台湾問題については全く知らないでしょう。またFIFAには台湾はチャイニーズ・タイペイとして、中国とは別に加入しており、協会の作った地図は決して的はずれでも、イデオロギーに則った物でも無いと思います。
観客のブーイングは致し方ない点はあると思いますが、ジャーナリストのマナーは4年後にオリンピックを行うのであれば、改善しなければならないと思います。