USオープンテニス

女子決勝はクズネツォワが勝って、初のグランドスラムタイトルを獲得しました。予想はしっかり外れましたね……。メンタルの強さに年齢は関係ないということを痛感しました。それにしても、第1ゲームミスを連発したときは、やっぱり若さが出たかなあと思ったのですが、逆に吹っ切れたような感じでしたね。サーブも良いし、フォアハンドは強力だし、なによりもその攻撃的な姿勢が最大の武器でしょうね。これからはいかに継続的にレベルの高いプレーを出来るかどうかですが、このプレーを続けていけば、ナンバー1になるのも夢ではないですね。
ディメンティエワは、準決勝とは違って、脆さを見せてしまいましたね。ストロークは悪くなかったですけど、サーブが……。スピードもないし、コースも打ち分けられないし、このままではちょっと先行きが厳しいような気がします。せめてコースとスピンぐらいは打ち分けるようにならないと……。
男子の準決勝は、予想通り、といってもきわめて順当な結果だったので、自慢できるようなものではないですが、ヒューイットとフェデラーの決勝になりました。どちらも完勝でしたね。ヒューイットは持ち前のフットワークを生かした強かった時期のテニスが戻りつつありますし、フェデラーは……強いです。華はないですけど、欠点らしい欠点がないし、サンプラスと重なる点が多いですね。しばらくフェデラーの時代は続いていくかなという気がします。
決勝は、動のヒューイットと静のフェデラーの組み合わせですが、予想は普通に考えればフェデラーだろうと思いますが、あえてヒューイットの復活を期待して、フルセットの末ヒューイットの勝ちで行きます。ただどちらが勝とうとも、この決勝はレベルの高い面白い決勝になると思いますので、皆さん早起きして見てみてください。