ワールドカップ予選

現在世界中で予選が行われていますが、アジアは4・5枠のうち4枠が決定して、南米ではアルゼンチンが出場を決めました。でも世界各地の予選ではここからが正念場です。さて波乱は起こるのでしょうか…。
そこでアジア予選を振り返ってみると、あと一試合を残した状況で決定していないのは、A組のプレーオフ出場枠だけです。……、一番レベルが低いアジアがこうまであっさり決まってしまうのは、アジア全体のレベルを考える上で問題があるのではないでしょうか。
まずアジアに4・5という枠が多すぎるという気がするのはとりあえず置いておくとして、4チームのリーグで上位2チームが出場っていうレギュレーションはゆるすぎるでしょう。正直言って、現在のアジアの中で、ホーム&アウェー方式という長丁場の戦いで安定して戦えるチームは限られています。そういった状況で、強豪同士の戦いを避ける今のレギュレーションではアジアの競争力が落ちていくのではないでしょうか。最後の1戰まで死力を尽くさないといけないようなシステムにしないといけないと思うんですけど、日程的に厳しいかもしれないですが、いっそのこと最終予選は8チームでの総当たりにした方が激しい戦いになったと思うんですけどねえ。
次のワールドカップ予選ではどうなることでしょうか。おそらくこのままなら大きい動きはないでしょうが、ただしオーストラリアがAFCに移籍することがほぼ確定し、ニュージーランドもそれに続きそうという状況がそうした状態を打破するかもしれません。まずこの2チームがアジア予選に加入してくれば、おそらくかなり高い確率で最終予選に残ってくるでしょうし、厳しい戦いが行われることが予想されます。さらにオセアニアが丸ごとアジア枠に入って来るとも言われてますが、そうなればAFCを中東と東アジアで分けることとなるでしょう。
もしそうなったならば、予選は激烈を極めるでしょう。特に東アジアは日本・韓国・中国・オーストラリアの4強に、北朝鮮ニュージーランドやタイと言った第二グループを加えて、2ないしは3枠を争うことになりますが、そうなれば世界でも有数の激戦区になることは間違いないでしょう。日本が予選で脱落する可能性も高まりますが、これぐらい厳しい予選を勝ち抜かないと世界で戦う資格は得られないと思うのでちょうど良いと思います。

最後に本戦でのアジア勢の予想を。どこも苦戦するでしょう。決勝トーナメントに進めるのは多くて1つ、全滅も十分考えられますし、1998年のように4国で1勝がやっとという惨状になる可能性もあり得ると思います。