ワールドユース

日本−ベナン戦観戦しました。1−1の引き分け、これで日本は二試合終わって勝ち点1と厳しい状況です。まあでも次のオーストラリア戦に勝てば、おそらくオランダはベナンに引き分け以上で終わるでしょうから、決勝トーナメント進出も可能でしょう。
日本がどういうサッカーをしたいのかいまいちよく分からなかったですね。平山に当てて、落としたボールをサイドに展開して、素早くサイドを攻略するサッカーが理想なのか、DFからしっかりつなぐサッカーが理想なのか分かりづらい所がありました。
まず前者を採用しているのであれば、平山が徹底マークにあってポストもままならないのは別にしても、フォローが少なく、平山が孤立するシーンが目立ちました。後者であるとするならば、DFでのボール回しの時に、ほとんどボランチがボールをもらいに来ないので、結局手詰まりになって可能性の低いロングボールを選択するシーンが多かったです。
その要因を考えるとやっぱりボランチかなという気がします。前者であるなら、ボランチの一人がもう少し前に上がってフォローに回るべきですし、後者ならボランチがDFからボールをもっと引き出さないといけないでしょう。今のままならDFラインと中盤の距離が空きすぎていて、攻める上でも、守る上でもかなり苦労することになると思います。
個々の選手を見てみると、これまでのワールドユースに出たチームと比べると、1999年は別として、それほど小粒だという印象は無いですが、ボランチの人材が足りてないんじゃないかなあ。ベナン戦に出ていた梶山にしても、オランダ戦の本田にしても、攻撃に専念させた方が良い選手ですし、地味だけど守備にも攻撃にも貢献できるような選手、前回大会の今野みたいな選手が一人欲しい所ですね。
あとは全体に経験があまり無いのかなあ、能力はあると思うんですけど、上手く出せてない気がするんですよね。まあエースと10番が大学生って言うチームに経験を求めるのは間違ってるのかもしれないですけどw