アテネ五輪

書くネタがあまり思いつかないので、日記を書いていなかった期間にあった種目を回顧して、いろいろと書いてみようかなあと思います。
まずは女子マラソンから。日本の野口みずきが優勝しましたが、優勝候補の大本命とされたラドクリフがまさかの途中棄権をしました。原因はいろいろといわれていますが、アップダウンの厳しいコースだったということは、おそらく関係ないでしょうね。彼女は元々クロスカントリーをやっていましたし、坂には強いはずです。ただあの暑さには対応できなかったでしょうね。彼女は今まで記録の出やすい涼しい環境でしか走っていないし、そんな中であの異常なまでの暑さのレースになってしまったことが、彼女には不運だったといえるでしょうね。まだ男子マラソンの時ぐらいの条件なら、まだ何とか対応できたかもしれないですが…。
ラソンは男子も女子も世界記録保持者が惨敗してしまいました。もはやマラソンは速さと強さは別のものになってしまったということでしょうか。確かに涼しい平坦なコースを、ペースメーカーを先導させて走るレースと、今回のアテネのようにアップダウンがきつく、高い気温の中ペースメーカーがいないレースとでは、求められるものが大きく違うでしょう。スピードだけではなく、駆け引きも重要になってきますし、そういった意味では、野口は経験が豊富だったけど、ラドクリフはそれが不足していたということでしょうね。野口が優勝したことで、もし高橋尚子が出ていたらという話は聞かれないですが、一ファンとしては見てみたかったなあと思います。陸連の判断は妥当なものだったと思います。ただ高橋が出ていたならどんなレースになっていたのだろうという興味はあります。
高橋は暑さにも強いですし、アップダウンのあるコースにも適正がありますし、記録ではなく勝負のかかるレースでの強さも今まで何度も見せてくれています。もし出ていたなら、野口とデッドヒートを繰り広げていたのだろうかという想像をしてしまいます。
2005年にヘルシンキで開かれる世界陸上で、野口と高橋のレースがみたいですね。できれば、ラドクリフヌデレバも参加して、激しいレースがみたいです。